レーシングマシンに起源を持つドゥカティ・トラクションコントロール(DTC)。このシステムは高度な処理能力を有し、ライダーの右手が行うアクセル操作とリアタイヤの挙動との間で「フィルター」として機能する。わずか数千分の1秒のうちにリアタイヤのスピンを感知し、これを制御するDTCは、バイクの安全性とパフォーマンスを大きく向上させている。 DTCシステムには8段階の「感度レベル」があり、それぞれにリアのホイールスピンに対して異なる許容範囲がプログラムされている。ライディングスキルに応じて1~8まで分類された各感度レベルが設定されており、レベル1ではスポーツ指向のライダーのために介入を最小限に抑え、レベル8では介入度を高め、ライダーに最大級の安心感と提供する。
3通りのライディングモードにおけるDTCレベルは工場出荷時にあらかじめ初期設定されているが、セットアップメニューへアクセスして個人用カスタマイズを施し、さらに設定を保存しておくことも可能である。すべてをリセットし初期設定に戻すために、簡単に操作できる「デフォルト」オプションも備えている。