ムルティストラーダ1200に採用した抜群に軽いレバー操作を実現する湿式クラッチには"スリッパー機能"が搭載されている。そのプログレッシブなセルフサーボメカニズムはエンジンからの駆動力によってプレッシャープレートを圧着し、柔らかいクラッチスプリングの使用を可能にする。これによってクラッチレバー操作が軽くなり、街なかの発進停止を繰り返す走りにも長距離ライドにも理想的な仕上がりとなっている。そしてバックトルクが発生した際は同じメカニズムがクラッチプレートの圧着圧力を下げ、レーシングバイクばりの"スリッパーアクション"を提供する。これはアグレッシブなダウンシフト時のリアの不安定な挙動を抑え、スロットルを閉じたり、通常走行でシフトダウンを行うときにもいっそうスムーズなフィーリングをもたらしてくれる。